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EDIFIER MR3は、2024年に発売された1万円台のアクティブ型モニタースピーカーで、レビューでの評価は総じて高めです。エディファイアのスピーカーとしては、前作にあたるMR4より後に出た新しいモデルで、Bluetooth 5.4とルーム補正に対応しています。

高く評価されているのは、クリアな音、定位、長時間聴いても疲れにくい低音、そして価格です。弱点は、Bluetoothのコーデックが基本のSBCのみであること、アプリを入れないと持ち味を出し切れないこと、低音と定位の評価がレビューごとに割れていることの3点です。

この記事では、良い評判と気になる評判を並べたうえで、MR4との違い、価格とセールの動き、向いている人と向いていない人まで整理します。情報は2026年9月20日時点でWEB上に出ているレビューや販売ページを読んで確認したもので、価格は購入前に最新の表示を見てください。

MR3の評判は音のクリアさとコスパが高評価、弱点はSBCのみのBluetooth

MR3の評判は音のクリアさとコスパが高評価、弱点はSBCのみのBluetooth

結論から書くと、MR3は「1万円台で、PCスピーカーから一段上の音を試したい人」に向いた製品です。レビュー記事を読み比べると、褒められている点と不満が出ている点は、次の表のように分かれています。

項目評価の傾向補足
音質高評価が多いクリアで定位がよく、ボーカルの表情が伝わるという声が中心です
低音レビューで割れる過剰でなく疲れないという声と、やや強めという声があります
価格高評価定価14,980円で、セール時は1万1983円前後まで下がりました
Bluetooth条件つきで評価5.4とマルチポイントに対応しますが、コーデックはSBCのみです
アプリ便利だが手間ルーム補正とEQが使えますが、アプリの導入が前提です
質感価格相応仕上げが甘いと感じたレビューもあります

私の読みでは、この表のうち購入判断を左右するのは音質と価格、そしてSBCの3点です。低音の好みは人それぞれで、アプリで調整できる余地があるので、決定打にはなりません。

MR3は2024年10月発売、定価14,980円のアクティブ型モニタースピーカー

MR3は、アンプを内蔵した「アクティブスピーカー」です。アクティブスピーカーとは、スピーカー本体にパワーアンプが入っていて、別売りのアンプを用意しなくても音が出る方式のスピーカーを指します。パソコンやオーディオインターフェースにつなぐだけで鳴らせるので、初めてモニタースピーカーを買う人でも導入しやすい形です。

発売時期は、家電情報サイトの記載で2024年10月です。オンライン価格は14,980円(税込)、定価は1万4980円でした。ITmedia PC USERは発売月の2024年10月に、最大36W出力で実売1.5万円のモニタースピーカーとしてMR3を取り上げています。

MR3の面白いところは、名前に「モニタースピーカー」と付いているのに、Bluetoothでスマホの音楽をそのまま鳴らせる点です。レビュー記事では、ハイレゾ対応、Bluetooth 5.4対応、ルーム補正対応、専用アプリ対応の4つを、繰り返し特徴として挙げています。

使われ方も幅があります。デスクトップで使うPCスピーカーの延長として選ぶ人もいれば、DTM(パソコンで音楽を作る趣味や仕事)の入門用モニターとして選ぶ人もいます。テレビの声を聞き取りやすくするために買った人のレビューもありました。

MR3の主な仕様は2ウェイ構成の合計36W、周波数特性は52Hzから40kHz

仕様は、メーカーの製品ページ、販売ページ、レビュー記事で確認できたものを表にまとめます。

項目内容
ドライバー3.5インチのミッドウーファーと1インチのツイーターの2ウェイ
出力18W×2、合計36W(最大36W出力と書かれた販売ページもあります)
感度92.5dB SPL
周波数特性52Hzから40kHz(54Hzから40kHzと書いたレビューもあります)
Bluetooth5.4対応、マルチポイントで2台同時接続
入力端子Bluetooth、AUX、TRS(バランス)、RCA(アンバランス)
出力端子3.5mmヘッドホン端子
対応する音の規格24bit/96kHz
専用アプリEdifier ConneX

ここで押さえたいのは、Bluetoothのコーデックです。コーデックとは、音のデータを無線で送るときに圧縮する方式のことで、MR3が対応するのは基本のSBCだけだと複数のレビューが書いています。ハイレゾ対応をうたう製品でも、無線ではハイレゾ級のデータは送れません。

ハイレゾ音源の良さを引き出したいなら、TRSやRCAの有線でつなぐのが前提になります。製品の紹介ページで「ハイレゾ対応」と見たら、有線での話だと読んでおくと、買ってからのがっかりを避けられます。

周波数特性の54Hzという表記は、52Hzと1つ違いです。どちらが正しいかは、私が確認できた範囲では決められませんでした。記事やレビューで数値を引用するときは、公式ページの表示を確認するのが確実です。

音質の評判は「クリアで定位がよく、低音で疲れない」が中心

音質のレビューで繰り返し出てくるのは、次の3つの感想です。「音がクリアで、定位がしっかりしている」「低音が過剰に強調されていないから、長時間聴いても疲れない」「ボーカルのニュアンスまでしっかり伝わってくる」。

定位とは、音がどの位置から聞こえるかの感覚のことです。ボーカルが中央にいて、ギターが左、キーボードが右という配置がはっきり分かれば、定位が良いと判断します。

52Hzから40kHzという広い周波数範囲を、フラットな応答をめざして再生する作りも、レビューが評価の理由に挙げています。フラットとは、特定の音域だけを強調せず、録音された音をなるべくそのまま出すという意味です。

ほかのレビューは、高音がクリアで低音に深みがあり、特にボーカルが際立つ点を褒めています。ポップスやジャズに向くという書き方でした。解像感、定位、低音の厚みのバランスが、1万円台のスピーカーとして優れているという評価もあります。

ここまでの評判を読んだ私の判断は、「ボーカル中心の音楽を、疲れずに長く聴きたい人には当たり」です。爆音で低音を浴びたい人には、そもそも向いた製品ではありません。

AV Watchは約4万円のAudioengine A2+と同等かそれ以上と評価

音質の評判で、いちばん重みがあるのはAV Watchのレビューです。AV Watchの連載「小寺信良の週刊Electric Zooma!」は、「補正してよし、いじって良し、1万円台で買える高コスパモニター」という見出しでMR3を取り上げました。

このレビューを紹介した記事は、AV Watchの筆者が約4万円のAudioengine A2+と同等か、それ以上と高く評価したと伝えています。価格が3倍近いスピーカーと並べた評価なので、1万円台という値段を考えれば、かなり強い言葉です。

この見出しで目を引くのは「補正してよし」の部分です。見出しに「補正」と入っているので、ルーム補正で部屋に合わせて音を整えられる点が、評価に含まれていることが分かります。鳴らして良い音というだけでなく、自分の部屋に合わせて仕上げられる点が、見出しに出ました。

VGP2025を受賞、受賞部門は公式情報での確認が必要

MR3は、VGP2025を受賞したと、複数のレビュー記事が紹介しています。VGPは、オーディオやビジュアル製品を対象にした賞のことで、レビュー記事でも信頼性を示す材料として使われています。

ただし、私が読んだ範囲では、受賞した部門名まで確認できませんでした。記事やSNSで受賞に触れる場合は、部門名を公式情報で確かめてから書いてください。

コスパ、テレビ用途、接続の幅も好評

価格に対する評価も、はっきり高いです。1万円前後で満足できるスピーカーが欲しい人や、安価なPC用スピーカーからステップアップしたい人にとって、有力な選択肢になるという位置づけで、コスパに関しては全体でもトップクラスと書いたレビューもありました。

テレビ用途の評判も見つけました。テレビの音声を聞き取りやすくするために買ったユーザーが、アプリのイコライザー設定で音がクリアになり、声がよく聞こえると評価しています。音楽制作の道具として売られているスピーカーが、テレビの脇でも使われている例です。

接続の幅は、レビューの感想でよく褒められています。AUXとRCAの端子があるので、PC、スマホ、ゲーム機など、いろいろな機器につなげます。デスクに置いても圧迫感が少ないという感想もあります。

DTM入門の文脈でも評価が高く、初心者向けの記事には、1万円台でモニタリング精度と使いやすさを両立したMR3は入門スピーカーの最適解だという趣旨の評価があります。初心者がMR3で失敗することはほぼない、という書き方の記事も見つかりました。ヘッドホン派の人が、初めてモニタースピーカーを導入した体験談としてMR3を選んだレビューもあります。

ヲチモノのレビューチェックは、MR3を「機能性や使い勝手は前作より良いと評されるモニタースピーカー」とまとめました。同じサイトの別ページでは、中高音を重視するなら前作より良いという評価も紹介されています。

MR3の弱点はSBCのみのBluetooth、アプリ前提、サイズ、質感の4点

気になる評判も、隠さずに書きます。

1つ目はBluetoothのコーデックです。Bluetooth 5.4に対応していても、対応はSBCだけで、ハイレゾ対応のコーデックには非対応です。無線で高音質を求める人には、物足りない部分になります。

2つ目はアプリです。アプリを入れないと本来の使い勝手にならず、Bluetoothでつないですぐフルに使えるわけではないと、あるレビューは書いています。ルーム補正や6バンドのEQを使うにはアプリが必要なので、スマホにアプリを入れる手間は避けられません。

3つ目はサイズ感です。コンパクトでも、一般的なPCスピーカーと比べるとやや大きめの作りで、省スペースを最優先にする人には合わない場合があります。デスクの奥行きが極端に限られている人は、購入前に置き場所を測っておくべきです。

4つ目は質感です。仕上げが価格相応に甘いと感じたレビューがあります。デザインや質感に厳しい人は、実物を確認するか、レビュー写真をよく見て決めるのが安全です。

低音と定位はレビューで意見が割れている

MR3のレビューで、いちばん食い違っているのが低音です。

あるレビューは、低音が過剰に強調されていないから長時間聴いても疲れないと書いています。別のレビューは、低音がやや強めなので、正確な音を求めるDTMユーザーには向かないと書いています。さらに、低音重視の人には物足りないと書いたレビューもあります。同じスピーカーに対して、強すぎる、ちょうどいい、足りない、の3通りの感想が並んでいる状態です。

定位でも同じことが起きています。「定位がしっかりしている」と褒めるレビューがある一方で、中域の満足度は高いものの、音場の広がりや定位感には伸びしろがあり、低域の迫力も控えめなので、深い低音を求める人には向かないと書いたレビューがあります。

この食い違いをどう読むか。レビューによって書かれている環境も、比べている機器も違うので、どれか1つを正解にはできません。定位や音場の印象は、部屋の環境、設置位置、比較する機器によって変わります。だからこそ、低音の量を部屋に合わせて調整できるアプリのルーム補正が、MR3では大事な機能になります。

専用アプリEdifier ConneXのルーム補正と6バンドEQ

専用アプリEdifier ConneXのルーム補正と6バンドEQ

Edifier ConneXは、MR3の専用アプリです。App StoreやGoogle Playから無料でダウンロードでき、Bluetooth接続、入力切替、音量調整もアプリからできます。

ルーム補正とは、部屋の形や家具、置き場所によって変わってしまう音を、スピーカー側の設定で補うことです。MR3のアプリには、次の設定が用意されています。

設定名役割
ローカットオフ部屋の形や大きさに合わせて、低い周波数を減衰させます
音響空間スピーカーの配置に合わせて、中低音のブーストを補正します
デスクトップ制御デスクトップ上での音波の反射を補正します

これらは「Acoustic Tuning」として、低域のカットオフ、スロープ、音響空間の補正などを調整できる機能です。

イコライザーは「モニター」「音楽」「カスタム」の3つのモードを切り替える形です。「モニター」と「音楽」はプリセットで、カスタムでは6バンドのグラフィックEQを使って、特定の周波数帯域を細かく調整できます。

低音の評判が割れている件に、アプリがそのまま答えになっています。低音が強いと感じたらローカットオフや音響空間で抑え、物足りないと感じたらEQで持ち上げる、という調整ができるからです。アプリが前提になるという不満は、裏を返せば、自分の部屋に合わせて仕上げられる利点でもあります。

設定面の解説は、くらしぶ!の「Edifier MR3の設定完全ガイド」がファームウェア更新、音量調整、接続をまとめています。

MR3とMR4の違いは発売年とワイヤレス対応の有無

MR3とMR4は、名前の数字だけを見ると、MR4のほうが新しく見えます。実際は、MR4が2022年12月の発売で、MR3が2024年に出た新しいモデルです。数字の小さいMR3のほうが新しい点が、購入前にいちばん混乱しやすいところです。

項目MR3MR4
発売2024年2022年12月
ワイヤレス接続Bluetooth 5.4対応(SBCのみ)非対応、有線接続が前提
ルーム補正と専用アプリ対応比較記事はMR3の特徴として挙げています
価格MR4より低めに設定MR3より高め
得意な用途日常使い、価格重視コンテンツ制作、音楽制作のモニター

MR3は、ハイレゾ対応相当の高域再生として、40kHzまでのクリアな応答を備えています。

レビューの結論は、MR4がコンテンツ制作や音楽制作のモニター用途で強く、MR3は日常使いと価格を重視する人に向くという整理です。中高音を重視するならMR3という紹介がある一方で、制作用途ならMR4という見方もあります。

私なら、制作の作業で使うつもりならMR4、リビングやデスクで音楽も動画も気軽に楽しみたいならMR3を選びます。理由は、MR3のほうが安く、Bluetoothで手軽に使え、アプリで部屋に合わせられるからです。

Haiaoは、MR3をMR4やMR60と比較するレビューと、MR5とMR3のどちらを買うべきかを用途、予算、部屋の広さ別に解説する記事を公開しています。選ぶ軸は、用途がDTM、テレビ、PC、音楽鑑賞のどれか、予算が1万円台前半で収めたいか、部屋がデスク中心か広めか、の3つです。

MR3の価格は定価14,980円、セールでは1万1983円前後まで下がった

MR3の価格は定価14,980円、セールでは1万1983円前後まで下がった

価格の動きを、日付の順に整理します。

時期内容
2024年10月発売。オンライン価格は14,980円
2025年12月ITmedia PC USERが、20%オフの1万1983円になったと報じました
2026年2月ITmedia PC USERが、Amazon.co.jpで20%オフの1万1983円と報じました

販売ページでは、ホワイトが20%オフの11,984円、ブラックが11%オフの11,983円という情報もありました。楽天市場のEDIFIER公式ストアでは、クーポン適用で11,984円という表示を確認しています。価格.comで価格比較ができ、楽天市場でも複数の販売ページが見つかります。

セールが2025年12月と2026年2月と繰り返し報じられているので、定価14,980円で急いで買う必要はありません。1万1983円前後を目安に待つのがおすすめです。ただし価格は日々変わるため、購入前に最新の表示を確認してください。

サイズは1台125.5×185×220mm、重さは2台で3.85kg

サイズと重さは、商品ページの情報で、1台あたり125.5×185×220mm、1セット合計で3.85kgと書かれています。別の紹介記事では、幅と奥行きがともに約14cmの、キューブに近い形と表現されています。数値の表記が情報源によって違うので、置き場所を決めるときは、公式ページで寸法を確認してから測ってください。

前面にはヘッドホン端子とAUX入力があり、ボリュームノブで音量を調整できます。作業の手を止めずに、ヘッドホンへ切り替えたり、スマホをAUXでつないだりできる配置です。Texas Instrumentsの技術で、24bit/96kHzの高精度なオーディオ変換と増幅を実現していると紹介するレビューがあります。

背面には、低域や高域などを調整できるノブがあります。

MR3が向いている人、向いていない人

ここまでの評判をもとに、向き不向きを整理します。

向いている人向いていない人
1万円台でPC用スピーカーから一段上の音を試したい人Bluetoothでもハイレゾ級の高音質伝送を期待している人
スマホの音楽をBluetoothで鳴らしつつ、PCも有線でつなぎたい人プロ用途で、厳密にフラットな音を求める人
DTMの入門用に手頃なモニタースピーカーがほしい人デスクの奥行きが非常に限られている人
テレビやゲームの音を聞き取りやすく調整したい人質感や仕上げの高級感を重視する人
アプリで音の傾向を自分好みに調整したい人

向いていない人の1つ目は、SBCのみという仕様の問題なので、買ってから直せません。2つ目のプロ用途は、レビューにも低音がやや強めという声があるため、厳密な音作りには上位機種も検討したほうが安心です。

MR3についてよくある疑問

Bluetoothでハイレゾ音源は聴けますか

聴けません。MR3のBluetoothはSBCのみの対応で、ハイレゾ対応のコーデックには非対応です。ハイレゾ音源は、TRSやRCAなどの有線接続で聴くのが前提です。

アプリなしでも使えますか

音は出ます。ただし、ルーム補正や6バンドEQなどの調整はアプリが必要です。Bluetoothでつないですぐフルに使えるわけではないと、あるレビューは書いています。

MR3とMR4はどちらが新しいですか

MR3です。MR4は2022年12月の発売で、MR3は2024年に出た新しいモデルです。数字は小さくても、MR3が新しい世代になります。

低音は強いですか、弱いですか

レビューによって違います。過剰でなく疲れないという声、やや強めという声、物足りないという声があります。アプリのローカットオフやEQで調整できるので、買ってから自分の部屋に合わせるのが現実的です。

テレビにつないでも使えますか

使えます。テレビの音声を聞き取りやすくするために買い、アプリのイコライザー設定で声がよく聞こえるようになったというレビューがあります。

MR3は1万1983円前後まで待って買うのがいちばん得

まとめます。MR3は、2024年10月に発売された1万円台のアクティブ型モニタースピーカーで、クリアな音、定位、疲れにくい低音、コスパの高さが評価されています。AV Watchは約4万円のAudioengine A2+と同等か、それ以上と評価し、VGP2025も受賞しました。

弱点は、Bluetoothのコーデックが基本のSBCしかないこと、アプリが前提になること、サイズが一般的なPCスピーカーよりやや大きめなこと、質感が価格相応だということです。低音と定位の評価はレビューで割れているので、アプリのルーム補正とEQで自分の部屋に合わせる前提で選んでください。

買うタイミングは、セールで1万1983円前後まで下がる時期を待つのがいちばん得です。2025年12月と2026年2月に、20%オフの報道がありました。制作用途ならMR4、日常使いで価格を抑えたいならMR3。この線引きで迷いは片付きます。

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